History of ...
フローティングアクショングッズの歴史
▲製造初期(1950年代)のフローティングペン
"Floating pen" ...?
ペンを傾けるとオイルの中をキャラクターが動いたり、変化したり、
女の子が裸になっちゃったり...!?
誰もが一度は触れたことのあるおなじみの ”あの”ボールペン。
約6秒間の”浮遊時間”に制作者の思いを込められるオリジナル性の高いアイテム。
今もなお”書けなくなっても持っていたいペン”
としてコレクターズアイテムとしても人気です。
世界中にコレクターがおり、国境を越えての交流も盛んで、 レアなペンは高値でトレードされることも。 70年以上たった現在でも世界各地の観光名所のお土産、キャラク ターやアーティストグッズ、企業のノベルティーとして様々な場面で 活躍している人気の商品です。
実はこのボールペン、全てオリジナルのデザインでオーダーメイド製作が可能です。
あなただけの”★★★”をこめ、大切な方に届けることができる、
ちょっと隠れた、そんな素敵なプロセスがある文房具。
"ボールペンが魅せる、たった6秒間の物語"
さあ、なにをこめましょう。
ESKESEN
エスケセン社は1946年 デンマークの首都 コペンハーゲンから1時間程車で西に向かったSt. Merløse(ストアメルローズ)という田舎町で誕生し ました。
1950年エスケセン社に初めて"フローティングペン"の発注を出したのはエッソという石油会社でした。 石油をオイルに見立てた中にオイルドラム缶を模したフロートを入れ動かしたのです。 企業の特色を活かしたオンリーオリジナルデザインの誕生です。
エスケセン社はこのアイデアをさらに発展させ、現在のようなプリントされたフイルムをペン軸の中でフロートさせる技術を開発しました。
意外だと思われるかもしれませんが、日本はもちろん、ハワイやパリ、世界中にあるフローティングペンを全てデンマークの工場で生産していました。
もちろん、”あの”ヌードペンもです。 70年以上の歴史がある北欧文具だったなんて驚きですよね。
お手元に"フローティングペン"がございましたら、 細身のロングサイズならクリップ部分を、すこし太め のニュースタイルならばトップ部分をご覧下さい。
“MADE IN DENMARK” と ”ESKESEN社のロゴ” の刻印がされています。
これこそが、デンマークのESKESEN社の ”フローティングペン”であるという正規品の証なのです。
2024年にESKESEN事業は長年パートナーであった日本の有限会社レトロバンクに譲渡され、その製法や思いが受け継がれました。
2025年より日本での製造がスタートします。
*”フローティングペン”はESKESEN社の"フローティングアクショングッズ"に含まれるボールペンの商品名です。
1948年当時の工場の様子
創業者 P.ESKESEN
ESKESEN A/S
Susanne Christensen / Thomas Koefoed
2015年頃の工場の様子
(デンマーク/ストアメルローズ)
retrobank
有限会社レトロバンクは、ESKESEN社のフローティングボールペンを愛するコレクターであり、愛好家である創業者によって、2000年に東京で設立されました。
ESKESENのフローティングアクションペン、グッズの魅力を日本国内で広めることを目的とし、設立以来、中国製模倣品への対策やブランド戦略の強化に取り組みながら、ESKESEN事業に注力してまいりました。その結果、長年にわたる強固なパートナーシップを築くことができました。
2024年に、ESKESEN社は一つの区切りを迎えました。
ESKESEN社と有限会社レトロバンクは2025年6月末に事業譲渡契約を締結いたしました。
これにより、2025年から日本国内でESKESENフローティングアクショングッズの生産が開始される運びとなりました。
「MADE IN DENMARK」から「MADE IN JAPAN」へと生産地は変わりますが、ESKESENの想いとその歴史はこれからも受け継がれていきます。
私たちはこれからも、ESKESENブランドの価値を大切にしつづけてまいります。
2024年夏 エスケセン社工場にて
(デンマーク/ストアメルローズ)